mercredi 6 juin 2018

オタワ人がステレオタイプを壊すために、刺繍をする (ICIオタワ・ガティノー、2018年4月1日)


原文

Un Ottavien fait de la broderie pour briser les stéréotypes (ICI Ottawa-Gatineau, 1er avril 2018)


 

訳者のひとこと

この記事は、『ラジオ・カナダ』というカナダの公共フランス語放送局によって投稿されたオタワ・ガティノー地方の記事である。今日、世界中で性別に対するステレオタイプが未だに多く存在する。しかし、それに対抗しようとする動きも大きくなってきている。オタワに住むとある男性の活動を見てみよう。

 

Commentaire

Cet article a été publié sur le site de la région d’Ottawa-Gatineau du réseau public canadien de langue française, Radio Canada. Aujourd’hui, il y a encore beaucoup de stéréotypes de genre partout dans le monde. Mais, il y a aussi beaucoup de gens qui se battent contre ces stéréotypes. Par exemple, à Ottawa, un homme fait de la broderie, un loisir considéré comme réservé aux femmes. Grâce à lui, d’autres hommes ont aussi commencé cette activité.

 

 

訳文

オタワ人がステレオタイプを壊すために、刺繍をする

ICIオタワ・ガティノー、2018年4月1日

 

オタワ市の男性がひと縫いごとに性別の固定観念を壊していく。彼は、アメリカの前ファースト・レディーのミシェル・オバマや科学者のマリー・キュリー、そして架空のキャラクター、アン・シャーリーのようなフェミニズムの象徴の刺繍作品に取り組んでいる。

今年の二月からマイク・レイノルズさんは公共交通機関やレストランやカフェで刺繍をしている。彼は一般的に女性のものと思われてきたこの趣味に対して、その固定観念を無視してきた。

「私がしようとしていることは、男性は自分自身に喜びをもたらすことをするべきだと示すこと、そして女性らしさが強くてたくましいと伝えることです」とレイノルズさんは説明した。

しかしながら彼は、男性によるクロスステッチの改革を必ずしもしたいというわけではなく、むしろ趣味として行いたいと付け加えた。

 以前からビジュアルアートに強い興味があり、自己実現できるような芸術活動を探していた彼は、クロスステッチに挑戦することにした。

 それから、『ブラック・パンサー』や『ハンガー・ゲーム』、『ドクター・フー』、『ハリー・ポッター』などの映画の女性キャラクターをクロスステッチで描いた。

 彼の最新の作品はナオミ・ワドラーという11歳のアメリカ人少女の肖像である。彼女は銃による暴力への反対を訴えるデモ行進『March for Our Lives(私たちの命のために)の際に熱烈な演説をした。

 「私のデザインは、ゲームのキャラクターのような、とてもシンプルなものです。人々は私が作っているところを見て、とても関心を持ってくれているように思います。」と彼は言った。

 

クロスステッチに興味がある男性たち

 レイノルズさんは直接、あるいは彼のブログで、たくさんの励ましを受けたそうだ。彼は、何人かの男性がインターネットでクロスステッチの作品を共有しているのを見かけたと付け加えた。

 「私の作品を見てクロスステッチを始めた男性もいるようです。彼らがこの芸術を高く評価していると知ることだけではなく、彼らの作品が完成した時に、称賛することも私にとっての喜びです。」と彼は言った。

 女性たちがテクニックについて質問をしてくる一方で、男性たちはキャラクターやモデルの方に興味を持っているようだと彼は言っている。

 

訳者:Natsuki T., Ayaka T., Mizuho F., Yui Y., Yumi S., Tracey C., Julien M.

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