Metro, IGA, les
autres, faites un effort (La Presse, 15 septembre 2018)
訳者のひとこと
これは、カナダ・ケベックの新聞『ラ・プレス』のインターネット版の記事である。この記事では、ケベックのコメディアンであるレア・ストレリスキがプラスチック包装について食料品店に訴えるエッセーを、皮肉を交えて書いている。プラスチックごみについて書かれた記事は、たくさん存在するが、主婦の立場から書かれた記事は新鮮で興味深い。
Commentaire
Cet article vient
de La Presse, journal québécois. Léa
Stréliski, humoriste, a rédigé un éditorial critiquant de façon un peu ironique
les épiceries qui utilisent beaucoup d’emballages plastiques. Elle propose de
changer le style de vente dans ces magasins, en vendant par exemple plus de
produits en vrac, et en cultivant des légumes sur le toit. C’est assez rare de
lire des articles écrits du point de vue des consommateurs ordinaires, même si
on trouve de plus en plus d’articles sur ce sujet récemment.
訳文
スーパーマーケットはもっと努力して!
(『ラ・プレス』、2018年9月15日)
レア・ストレリスキ(Léa
Stréliski)
コメディアン
資源ごみが大嫌いだ。ごみを溜めるのも嫌い。ごみ出しも嫌い。屋外のごみ箱1からあふれるのも、ビニール袋がごみ箱の底に落ちてしまうのも、缶詰の汁がこぼれてたまってしまうのも、嫌い。あーあ。
ごみが多すぎる。私には3人の子供がいる。5人家族だ。全員が一日に3度食事をとる。お菓子も入れると5回。空き容器がいっぱい出る。袋も。ゴミも。特にプラスチックが。
もちろん、プラスチックごみを減らす方法はある。例えば、再利用可能な容器を使ったり。でも、ここで、あなたたち食料品店、特に大手の努力が必要。食料品店は過剰包装の天国で、正直言って、ばかばかしい。バナナを包むの?正気?梨をわざわざ六つごとにプラスチック容器に入れるの?ほぼ新品ですぐに捨てるのに?もっといい方法ないの?
21世紀にしては遅れている。あなたたちが積極的に動いてくれれば、私たちも一緒に行動できるのに。
私は、サン・ローランで屋上菜園をしているIGA 2を一つだけ見つけた。そこは屋上で野菜を栽培して、下で売っている。素晴らしい!わかってる!でも、他はもたもたしているよね。買い物すると、50年代にタイムスリップした気分。ほらほら、やり方を変えないと。
あなたたちのおかげで、エコバッグならすでに持っているから、あと3つ、4つ袋を用意すれば、量り売りの果物、野菜、パスタにお米、ナッツや他の物を持って帰ることもできるのに。個包装じゃなくて量り売りがいい!
ごみを分別したり、捨てたりするのはもう疲れた。海はすでにプラスチックごみで溢れていることもわかっているし、それがばかげているのも、もっと賢いやり方もあるのもわかっている。あなたたちがまず動かないと。まあ、私は食料品店の専門家でもないし、プラスチック包装があふれているのにもきっと輸送や衛生とかの理由はあると思うけれど、一番の理由は金儲けだろうね。知っている?私たち主婦はあなたたちにとってはお得意様なの。すべての食料品店の広告のターゲットは私。言ってみれば、私はあなたたちのボスね。
さあ、皆、デスクに戻って、運営方法を改善するより良い案を見つけよう。だって、無駄な場所をとり、わが子を育てるこの地球を苦しめるようなものを買うのには、もううんざりなの。あんなに長い間苦労して産み育てた子供だから、長生きしてほしいよね。
量り売り用の売り場と、プラスチックを使わないお総菜コーナーを作って、地元の食材やお店で育てた食材を扱える環境を整えてください。あなたたちならできる。すでにこれをしている小さいスーパーがたくさんあるんだから、大きいスーパーもまねしない手はないでしょう。努力して。あなたたちはまだまだよ。
1 : カナダなどでは、家ごとに屋外にごみ収集用の大きなごみ箱がある。
2 : アメリカに本社を置く大手スーパーチェーン
訳者: Ayaka T., Mizuho F., Kentaro O.,
Umon N., Mizuho T.
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